Webサイト、システム構築での基本的考え方

はじめに

私がWebサイトやシステム構築の基本的な考えとして、下記の3つを持っています。

・課題第一、技術第二

・最小限

・より良いものを構築すること

課題第一、技術第二

最初は依頼者が抱える問題や課題ありきとして、依頼者で企画内容や要件内容を決めていたとしても、必ずお伺いします。

全ての依頼者が、インターネットやITに詳しくはありません。
しかし、依頼者は自分の事業や活動については話すことができます。
問題や課題、依頼者の状況を知らなければ、案件の方向性、骨組みは見えません。
何が問題や課題であるか、最初に明確に把握しない案件は、目的を必ず見失います。

人間とは、何か問題や課題が発生すると、とかくすぐに使える技術やノウハウに頼りたがります。
Webサイトやシステム構築では尚更です。

Webサイトやシステム構築の技術的なことは、ネットで調べればなんとかなります。
問題や課題解決をどうやるかは、ネット検索をしても載っていません。
依頼者ともに、問題や課題の解決方法を考えるしかありません。

問題や課題を明確にすることで、その解決に向けた戦略、あるいは解決方法を探ります。
問題や課題の内容次第では、Webサイトやシステム以外の手段になるかもしれません。

最小限

コンテンツ、意匠、機能などにおいて、可能な限り無駄を削ぎ落とし、シンプルを目指します。
最初からいきなり多くを投入することは、依頼者からの特段の要望や要件がない限り、私からは提案しません。
無意味なことや機能はやらないことを提案し、本当に必要なことや機能だけを実現するようにお伝えします。

Webサイトやシステムは、運営者ないし利用者がいろんなことをやりたいがゆえに、あれもこれもと付け足したがるものです。
コンテンツ、意匠、機能などが多くなればなるほど、運営者及び利用者の双方が訳がわからなくなります。

結果として内容が肥大化し、なぜ追加されたのかわからない機能や情報が残り、誰の手にも負えなくなる事態になります。
やりたいことや目的がわからなくなった場合、利用者からは利用されなくなります。
死んだWebサイトやシステムは、運営者にとってお荷物となり、遅かれ早かれ運営や維持が立ち行かなくなります。
依頼者にとって最悪なことであるのは明白です。

明快な戦略や方針とシンプルなWebサイトやシステムにより、依頼者が見通しを立てやすくなります。
利用者の要望や意見の反映、事業環境の変化を反映したい場合、Webサイトやシステムにて追加や変更するべき箇所を特定しやすくします。

最小限で機能するコンテンツ、意匠、機能を構成することは、いつも難しいことです。
複雑で人々を困惑させるコンテンツ、意匠、機能の提供とどちらが建設的か、どうやって運営者と利用者の双方がWin-Winの関係になるか、いつも考える必要があります。

より良いものを構築すること

私は依頼者に、新規構築あるいは刷新の開始から、継続的な取り組みの中で、状況に応じた助言、対応を行います。

より良いものを構築することと、一番のものを構築することとは意味が違うと私は考えます。
一番のものを構築して終わりでは、状況の変化にも対応できず、遅かれ早かれWebサイトやシステムは終わります。
Webサイトやシステムは一度構築したら終わりではなく、継続可能な限り運用を続けることが必要です。
運用する中で、当然取り巻く環境も日々変化します。
運用を続ける中で、変化する状況を観察し、どうしたら改善できるか、何が改善に必要なのかという気持ちが大事になります。

依頼者が新規立ち上げであれば、実績、顧客の嗜好、顧客の動向の情報は一切ない状態です。
依頼者として、事業の方向や顧客の動向を模索することが求められます。
模索する中で得られたことを次の企画や展開として活かせれば、依頼者の事業は次に進みます。
このときほど、運用の中で得られる全ての反応、教訓、意見が貴重になります。
これらを元に、より良いWebサイトやシステムを構築できれば、次に進めます。

結果が出ているWebサイトやシステムは、長期に渡る試行錯誤を繰り返し、目には見えない地道な努力と対応を行っているものです。