納品後や契約終了後に、発注先に無償で修正依頼をしていいの?
回答
発注先の瑕疵対応ではない限り、納品後や案件終了後の無償修正はできないことが多いとお考えください。
案件として締めの意味がありません。
ヒント・助言
ウェブサイトやシステム構築では、運用開始前に発注者による確認の時間は必ず設定されます。
その時間内で、発注者は、コンテンツの内容、ヴィジュアルデザイン、挙動、画面遷移、処理を確認します。
確認の結果、問題がなければ、納品、運用開始、案件の終了になり、案件の一定の締めとなります。
発注者の問題となる行為は、発注者の都合で納品後や契約終了後に、発注先に無償修正を求めることです。
発注者の都合により、案件の一定の締めが無意味になるのは、殆どの発注先は納得がいかないものです。
下記のような発注者における都合が該当します。
・勝手に納品後の修正が無料と思い込んで、依頼する場合。
・運用開始前の確認期間にて、確認漏れにより修正が発生する場合。
・発注者内部で必要な調整をしなかったために、修正が発生する場合。
・担当者や最終決裁者の考えの変化によって、修正が発生する場合。
ただし例外として、天変地異や天災の発生や法令の変更など、やむを得ない理由、急な対応を要する明確な理由があるなら、第三者から見ても納得できるものは少なからずあります。
もし発生した場合は、修正について発注先とよく協議してください。