案件進行中に発注者の都合で案件の規模が膨らむが、納期は動かせない場合はどうするの?
回答
資金を投じて人員を増やしてもらうか、納期までに必要な対応に優先度をつけるか、意思決定者を説得して納期を延ばすことです。
ヒント・助言
要件定義より後の工程で、発注者側でいろいろと要望が増えたことで、要件定義の段階で決定した内容から案件の規模が膨らむことがあります。
増えた分を対応するために、案件の納期はその分後ろにずれるのが通常です。
しかし、発注者の都合で、当初の納期が動かせないということもあります。
案件の規模を膨らませたのは発注者ですから、「とにかく納期までにやれ!」と頭越しに発注先には言えません。
言った時点で、「案件に対する姿勢が無責任ではないか」と、発注先から疑念が生まれかねません。
案件には、予算、品質、納期の3つの要素があるので、資金をさらに投じて、発注側に人員を増やして対応してもらう必要があります。
予算上限を超えられないのであれば、納期までに必要な項目を優先度をつけることです。
予算に収まるように、要望の一部ないし全てを後回しにすることも必要です。
どうしても全ての要望を反映したいのであれば、意思決定者を説得して、案件の納期を延ばすように説得することも必要になります。