案件の発注先から、jpg画像やpng画像でウェブサイトのデザインファイルを見せられたけど、本当にその通りになるの?
回答
その通りにはならないことが多いです。信じないほうが賢明です。
ヒント・助言
昔ながらのウェブサイトの構築方法として、ウェブサイトのビジュアルザインの完成内容を画像処理ソフトで制作して、発注者にjpg画像やpng画像として提示した後、その内容になるようにHTMLやスタイルシートで構築します。
この方法の大きな問題点として、jpg画像やpng画像にて静的な表面上の内容は確認できても、動的な振る舞いや動きまでは確認できません。
結局、HTMLやスタイルシートで構築する過程で、発注先から「意図するものができない」と言われます。
発注者としてはできるものを期待していたのに、発注先からできないと言われるのでは、発注先に不信を持つでしょう。
画像処理ソフトとブラウザでは、描画処理が違います。
画像処理ソフトではできても、ブラウザではできないことがあります。その逆もあります。
最終的にブラウザで表示されるもの、動くものが最終成果物となります。
見た目の確認であれば、HTMLやスタイルシートで構築された内容を最初から確認できる方が、発注者としても楽です。
発注先の仕事のやり方は、発注前に確認する項目の1つです。
もし、発注先が昔ながらのウェブサイトの構築方法をしているようであれば、発注者としても二度手間、意思疎通の増加を覚悟しないといけません。
- 2017年1月19日
- カテゴリー: ヴィジュアルデザインウェブサイト方法論