再外注の問題点は何なの?
回答
案件の発注先が新規に再外注先を募集する場合、ハズレの再外注先を引く危険があること。
対応範囲について責任の所在が不明確になること。
ヒント・助言
発注先が対応できないことがあるなら、発注者が発注先に断りを入れるか、発注先が発注者に断りを入れるか、両者が協議して再外注先を探すか、いずれか3つの対応になります。
発注先が対応可能な再外注先を探すことになった場合、発注先が持つ判断技量や知識などに左右され、再外注先の良し悪しが決まります。
悪く言えば、発注先の判断力が乏しければ、運悪くハズレの再外注先を引く危険が存在しうるのです。
発注先が広告代理店、案件受付専門業者の場合、仕事を再外注先に丸投げすることがよくあります。
結果として、発注者→発注先→再外注Aという流れ、発注者→発注先→再外注A→再外注Bという流れなどになります。
発注先はマーケティングなど何か一部の業務を担当をすることもあれば、中間マージンをごっそり取り当該案件では何もしない、メッセンジャー役だけになることもあります。
再外注先が存在すると、誰がどのような責任を持つのかが不明確、指揮系統がめちゃくちゃ、意思疎通の不成立といった問題が発生します。
問題が発生する原因は、発注先と再外注先が、責任について明確な取り決めや話し合いを行わないからです。
発注者は当然、発注先が全責任を負うものと考えます。
発注先に責任の明確化を求めることが、案件の混乱防止策の1つとなります。