発注先にサーバー関係の契約や管理を任せる時、問題になりやすいことは何なの?

データセンターの棚

回答

サーバー、ドメイン、SSL証明書の契約者名義が発注先であると、契約者名義や管理権利のことで揉めやすいことです。

ヒント・助言

ウェブサイトやシステムを稼働させるためには、レンタルサーバーを利用することになります。
発注者がネットのことがわからない場合、サーバー、ドメイン、SSL証明書の手配から管理まで相手に全て任せたい考える場合もあります。

ここで問題になるのは、サーバー、ドメイン、SSL証明書の契約者名義が発注先となった場合です。
すんなりと発注先が、契約者名義の変更や管理権利の返還に応じないことがあります。
発注先の言い分として、手配及び管理を自分に任せたのは発注者だからいうものです。
誰が管理を行うかの決定は発注者の責任で行うものですから、この主張は筋が通ることが多いものです。

発注者が業務管理の見直しで、自分の管理下にしたい場合があるでしょう。
ウェブサイトやシステムの次の刷新で、別の発注先に変更する可能性があるでしょう。
これらの状況に遭遇する可能性を考えると、契約者名義は最初から発注者とすることが賢明です。
どうしても契約者名義を発注先にしたい場合は、契約者名義や管理権利がいつでも発注者に戻せるように、発注先と交渉をしてください。
そして、発注先と契約書か覚書を締結しましょう。